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2011年8月25日(木)9:00
平良図書館の歴史記す/跡地にモニュメント
宮古島市は、旧平良図書館跡地に整備された駐車場の一角に残る緑地部分にこのほど、同図書館の歴史を伝えるモニュメントを設置。宮古琉米文化会館として建設されてから平良図書館となるまでの歴史と、建物の変遷を伝える写真3点が紹介されている。
老朽化を理由に今年3月、解体、撤去が行われた旧図書館。市民グループから建物の存続を求める要望も上がっていたが、維持管理費などを理由に下地敏彦市長が解体を決定。撤去跡地にモニュメントを設置することで市民に理解を求めていた。
設置工事は、図書館跡地に駐車場を整備する工事の一環として実施し、図書館中庭部分の緑地を残しポケットパークとした部分に置かれた。モニュメントには▽1952年に建設された宮古琉米文化会館▽59年の「サラ台風」での倒壊後に建て替えられた新会館▽平良図書館時代の外観―の3点の写真と、「宮古研究第9号」に収められた「宮古琉米文化会館のあゆみ」を参照した同建物の歴史が記されている。