砂川小の校舎改築へ/30日の市議会臨時会に提案
宮古島市議会の議会運営委員会(新城啓世委員長)が25日、市役所平良庁舎で開かれ、市議会臨時会を今月30日に開催することを決めた。引き続き行われた市議会全員協議会で市当局が、提出5議案を説明した。
今臨時会に提案されるのは、▽県公害審査会から示された海中公園工事に関する調停条項案の受諾について▽市防災情報システム整備委託業務契約▽砂川小学校校舎改築工事請負契約▽平良中学校校舎改築工事請負契約の議決内容の一部変更▽市税条例等の一部改正の専決処分の承認を求める報告―の5件。
調停条項案は、市が行った海中公園工事について、市内のエコツアー会社の代表社員から水質汚濁防止幕の適正設置と維持管理の即時実施などを求める申請を受けた県公害審査会が計4回の審査を行い提示したもの。調停内容は、防止幕の破損により工事で発生した濁水を拡散させた事実があったことを認めた上で「今後行う公共工事において、海洋の水質汚濁を防止するために、工事の計画および施行などにおけるより一層の努力を行う最善を尽くすことを確認する」となっている。
市防災情報システム整備委託業務契約は、公募、企画提案により応募3社の中から選定委員会が委託先としてNTT西日本―九州を選定。委託業務料は3億7138万5000円で、今年度末までに、原則152カ所へスピーカを設置することで市内の108行政区すべてを網羅するシステムを整備する。
砂川小学校校舎改築工事は、現校舎が1980年完成と築30年以上経つことを受け実施される。指名競争入札により先嶋建設・一丸建設・太陽建設特定建設工事共同企業体が受注。契約金額は2億8770万円で、工期は12年3月23日まで。
平良中学校校舎改築工事請負契約の議決内容一部変更は、契約金額を3億9879万円から4億1884万5705円に増額させるもので、生徒用ロッカー棚や屋外排水工事などを追加する。