事故多発路線の解消へ/添道1号線整備
幅員12㍍、現況の1・9倍に
平良の添道集落を東西に通る市道・添道1号線の整備が、本格化した。2007年度から始まった1期分では、現在までに約400㍍が完了。幅員は現況の約1・9倍の12㍍と広くなった。同道路については、交通事故の多発を受けて添道自治会が、早期整備を要請していた。
整備区間は県道狩俣線との交差点から、B52号線までの3530㍍。総事業費が11億9800万円。事業完了は17年度を予定している。
添道1号線は、宮古島の北部地区で発生する急患の宮古病院への搬送や、宮古空港へのアクセスなどに利用されている重要な道路。製糖期にはサトウキビを積んだトラックが頻繁に通り、通常は農業機械や自家用車などの交通量が多い。しかし、平均道路幅員が6・4㍍と狭い上に、歩道もなく歩行者が危険な状況にあり、交通死亡事故や接触事故が発生していた。
添道自治会は、そうした状況を踏まえ04年に「安全性の確保が急がれる」と、要請していた。
現場工事は09年から始まり、現在は市総合体育館東側の坂道を下った所の交差点を中心に、約400㍍の整備が済んだ。幅員は12㍍。車道が片側3㍍の両側計6㍍、路肩が片側0・5㍍の両側1㍍、歩道が片側2・5㍍の両側5㍍となっている。
市は熱帯植物園や砂山ビーチ、池間島などを結ぶ観光道路とも位置付けている。