ビジネス感覚で課題解決を/ソーシャルビジネス講座が開講
市中央公民館、4日まで
宮古島市ソーシャルビジネス講座が2日、市中央公民館で開講した。初日は沖縄国際大学経済学部教授の大城保さんらがソーシャルビジネスの基本的な考え方を説明。参加した受講者に地域社会の課題をビジネスで解決するよう促し「自分たちのことは自分たちで解決していくことが大切」と話した。同講座は4日まで。
地域づくりの手法として注目を集めるソーシャルビジネスを学ぶ機会として宮古島市が開催した。初日は大城さんらがソーシャルビジネスの概要を説明したほか、伊江村商工観光課の松本壮さん、宮古島市企画政策部エコアイランド推進課の大金修一さんが、それぞれの自治体の取り組みの事例を報告した。
大城さんは同ビジネスの5原則として①地域住民が主体②「シマ」のニーズに応えるためのサービス・人材・情報提供③利益を追求し利益を地域に還元④地域に働く場を創出⑤地域を生かし、地域に生かされる継続的事業―を挙げた。
中でも継続的事業の大切さを訴え「地域の課題解決のために必要な経費は自分たちで持つ。そのためにビジネス感覚を持って課題解決に当たる。その事業の中で稼ぎ、上がった利益を地域に還元していく」と同ビジネスの基本を強調した。
きょう3日は午後4時に開講。読谷村商工観光課の山内嘉親さん、同村商工会事務局長の西平朝吉さんが講師を務める。