創造運動大賞を受賞/宮古土地改良区
水まつり、台湾交流を評価
宮古土地改良区(仲間克理事長)は8日に宮崎県で開催された21世紀土地改良区創造運動大賞九州・沖縄地方選考委員会でこれまでの取り組みが評価され、地方大賞に輝いた。来月、東京で行われる中央審査会に九州・沖縄地区代表で出場する。県内の土地改良区が九州代表になるのは宮古土地改良区が初めてで、12日に同改良区で受賞の報告を行った仲間理事長は中央審査会での活躍に意気込みを示した。
同運動は、全国土地改良事業団体連合会(野中広務会長)が全国で模範となるような運動を展開している水土里ネット(土地改良区)を表彰し、全国に紹介するとともに、表彰を通して関係者の運動意欲の高揚と意識改革を進め国民に運動の成果をアピールすることにより運動の新たな展開に資することを目的に実施している。
仲間理事長は「選考委員会では出場した九州8県の土地改良区代表の中から私たちが九州代表に選ばれてうれしい。水まつりの開催や台湾の高雄農田水利会との交流などが高く評価されたと思う。こうした取り組みも地域の協力のおかげ。中央審査会でも頑張りたい」と意欲を示した。
中央審査会で発表を行う予定の同改良区の末広美千八総務課長も「中央審査会では私たちの活動と地下水保全の取り組みをしっかりと報告してきたい」と述べた。
宮古土地改良区の運動説明では、地下水に依存した島の生活を守るためにも「水」を保全することが最も大切な使命と位置づけ、世界一の地下ダムを有する宮古島から世界の人々に「水の尊さ」を発信する活動などが報告された。