05/04
2025
Sun
旧暦:4月7日 仏滅 癸 
産業・経済
2011年9月23日(金)9:00

累積黒字17億7000万円/宮古製糖

今後の課題にハーベスター導入


第52期の決算などを承認した総会=22日、JAおきなわ宮古地区本部大ホール

第52期の決算などを承認した総会=22日、JAおきなわ宮古地区本部大ホール

 宮古製糖(安村勇社長)の第52期定時株主総会が22日、JAおきなわ宮古地区本部で開かれた。第52期(2010年7月1日~11年6月30日)の単年度決算は、1億1099万円の黒字を計上。累積黒字は17億7190万円となった。高齢化を見据えた今後の課題にハーベスターの導入を挙げた。役員改選も行い、新取締役に安村社長ら8人を選任した。


 あいさつで安村社長は「経営安定の原資はサトウキビであることを念頭に、農家、関係機関と連携を図り、増産に向けて鋭意努力したい」と述べた。

 議案審議で、奥平政彦常務は現在約2000㌧ある黒糖の在庫を12月までには、売却できる見通しになっていることを説明。安村社長は、農薬などの補助が行政を通して行われ、農家に直接行っていない状況について、何らかの改善策を講じたい考えを示した。株主の平良光男さんへの答弁。

 52期の売上高は38億5744万円で、売上原価の36億6317万円を差し引いた売上総利益は1億9426万円となった。販売費や一般管理費を減じた営業損益は5億1493万円の赤字となったが、7億2998万円の補助金など大きく単年度決算は黒字となった。

 工場別の原料圧搾量をみると城辺工場は11万557㌧と、前期を少し下回ったものの、春植・株出面積が増えて平年を上回る成績となった。伊良部工場は前期比1万541㌧(16・5%)減の5万3318㌧、多良間工場が同比2862㌧(10・6%減)の2万3893㌧と、いずれも振るわなかった。

 糖度は台風などが影響し、3工場ともに過去5年間では最も悪い成績となった。城辺が14・04度、伊良部14・13度、多良間が13・22度。多良間は1994年の品質取引移行後、最も低かった。
 新取締役は次の通り。(敬称略)

 安村勇(社長)▽宮里和芳(工務部長)▽仲間時次(多良間工場長)▽渡久山和男(伊良部工場長)▽長浜哲夫(JAおきなわ前常務理事)▽菅靖治(三井製糖生産本部生産統括部前次長▽渡邊一郎(2010年、三井製糖上席執行役員総務人事本部長)▽木村洋介(11年、丸紅食品流通・原料部砂糖海外課長)


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年5月1日(木)9:00
9:00

子どもは無料や半額

児童福祉週間で各施設   最大11連休となるゴールデンウイーク(GW)が始まっている。入域観光客数がコロナ禍以前に戻りつつある宮古島では多くの観光客が訪れ、各空港が混雑しているほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れなどでにぎわいを見せ…

2025年4月23日(水)9:00
9:00

多良間島、3部門で上位/マリンダイビング大賞

「初めて行きたいエリア」1位/スキューバダイビング専門ウェブサイト   【多良間】年間125万人が利用するスキューバダイビングの専門ウェブサイト「マリンダイビングWEB」が発表した「マリンダイビング大賞2024」の年間ランキングで、多良間・水納島が「…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!