「ITまつり」に招待/実行委が宮工に
多良間校長「参加させたい」
来年2月に沖縄本島で開催される第5回「ITまつり」(主催・県中小企業家同友会情報関連部会「eおきなわ」など)に伴い、同まつりの前田憲副実行委員長らが26日、宮古工業高校を訪れ多良間勉校長に同まつりに同校の生徒たちを招待した。
招待を受けた多良間校長と棚原隆光教諭は「招待してくれて本当にありがたい。生徒たちにも良い経験になると思うのでぜひ、参加させたい」の述べた。
今回のまつりへの招待は、県が推進している「みんなでグッジョブ運動」の一環で行われたアイデア募集に応募したところ、離島の学生の就職教育産業人材育成、就職後のミスマッチ解消につながるとして生徒と引率教諭の旅費、作品の運搬費などを県が助成することとなった。
今回の助成で、まつりへの招聘を予定しているのは宮古工業と八重山商工の2校。
まつり本番は会場に宮工のブースが設けられ、学習活動を発表する。同校では今後、会場で発表する内容を決定するとしている。
前田副実行委員長は「まつりの前日は県内のIT企業の見学も予定している。実際に企業の話を聞くことで生徒たちの就職に対する意識も高まると思う」と述べ、参加を呼び掛けた。
同まつりは、子どもたちに自然・科学への興味・関心を引き出し、ものづくりの喜び、思考する楽しみを伝えるとともに教育界、産業界、地域(親)、行政の4者が一体となって、新たな人材育成のモデル形成へのきっかけとなることなどを目的に毎年開催している。
第5回ITまつりは、来年2月3、4日に那覇市の沖縄産業支援センターで開催され、3、4日がIT見本市。4日に宮工などが参加する学生イベントが行われる。