政治・行政
2011年9月28日(水)9:00
台湾漁船1隻を確認/池間漁協が尖閣諸島沖の調査終了
池間漁協(浜川洋美組合長)所属の漁船が9月7日から実施していた、尖閣諸島沖での外国船・漁場調査は27日までに終了した。台湾漁船1隻を確認した。浜川組合長は「漁場調査では、トゥカキン(和名イソマグロ)やマーマチ(同オオヒメ)、シイラ、カツオなどが釣れる豊かな漁場だった。国が今後とも漁船の安全を確保していただければ、尖閣沖で操業したいという漁師たちがいる」と語った。
国の外国漁船被害救済事業で9隻が実施した。国からの補助金は854万円。
1隻当たりの1航海の調査日数は2泊3日で2航海したことから、延べ18隻が調査したことになる。漁場調査では、イソマグロなど計約2㌧を水揚げした。
調査は、池間方言でアカウと称する大正島(別名赤尾嶼(せきびしょ)沖だった。
一方、宮古島漁協(小禄貴英組合長)では、調査漁船5隻を計画。このうち1隻は終了し台湾漁船5隻を確認した。残りの4隻は今後調査する予定。国からの補助金は930万円。
伊良部漁協(友利義文組合長)では今週中に調査漁船隻数と調査日を調整し、早ければ来週中に出港する。