子牛1頭平均36万7800円/9月競り
子牛不足見越し堅調
JAおきなわ宮古家畜市場の2011年9月の肉用牛競りが、29日開かれた。毎月19日に開かれる同競りは、台風15号の影響で延期していた。子牛1頭平均価格は、前月並みの36万7860円となった。
購買者らは今月の相場に関し、口蹄疫や原発事故発生に伴う子牛不足を見越して、引き合いが強まったと分析した。
牛の枝肉価格は、福島第一原発事故に伴う風評被害で下落。購買者らは、今月買った牛が枝肉出荷される20カ月後の相場回復に期待する。山形県の購買者は「今は我慢の時。待つより仕方がない」と話した。
JAおきなわ宮古地区畜産振興センターのまとめによると、子牛は428頭上場され、425頭が競り落とされた。
総販売金額は1億5634万円、総販売体重が11万5917㌔。平均キロ単価は1349円となった。
性別の一頭平均価格は、去勢が前月比1258円高の40万2323円。雌は同比5145円安い31万6670円。1頭の最高価格は48万7200円だった。
去勢の体重区分別1頭当たり価格は「350~399㌔」が最も高く47万4600円。「300~349㌔」の42万6513円、「250~299㌔」の39万8436円が続いた。
成牛を含めた総販売額は1億6135万円となった。