04/05
2025
Sat
旧暦:3月8日 仏滅 甲 
産業・経済
2011年10月19日(水)9:00

みやこパラダイス閉園へ/上野字野原

来月末、16年の歴史に幕


11月末での閉園を発表した西里社長(右)=18日、宮古パラダイス

11月末での閉園を発表した西里社長(右)=18日、宮古パラダイス

 パラダイスプランの西里長治社長は18日、同社が運営する市上野字野原の「みやこパラダイス」を11月末で閉園することを発表した。1995年の7月に旧上野村のトロピカルフルーツパーク内で開園し、蝶々園や土産品店、レストランを設置して観光スポットとして人気を博した同施設も最近の来園者数の大幅な落ち込みなどが影響して16年の歴史に幕を閉じることとなった。



16年の歴史に幕を下ろすこととなった「みやこパラダイス」

16年の歴史に幕を下ろすこととなった「みやこパラダイス」

 会見で西里社長は「多くの市民に愛されてこれまで営業することができた。本当に感謝している。最近は売り上げも来園者数も落ち込んでいたので来月をもって閉園することを9月末の取締役会で決定した。感謝の意味を込めて11月は入園料を無料にしたい」と述べた。

 同パーク内で同社が運営管理するのは土産品店と蝶々園とレストラン。すでにレストランは4月に閉鎖し、現在は菓子工場として活用している。

 土産品店と蝶々園が11月末で営業停止となり、今後の施設活用などについては「白紙」と説明した。

 売り上げは、2006年のピーク時で約1億500万円。昨年は約1億円に落ち込み、ピーク時は7万人いた来園者も昨年は5万5000人となっていた。

 西里社長は「みやこパラダイスは閉園するが宮古島の観光や産業に対する私たちの役割と責任は感じている。今後、新たな観光施設を来年の夏以降に立ち上げる予定。内容がまとまり次第発表したい」と述べた。

 現在、みやこパラダイスには同社の社員5人が勤務しており閉園後について、西里社長は「別部署で勤務することとなり、解雇などはない」と説明した。  

 同パーク内への入場はこれまで通り可能で、芝生公園などは利用できる。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月5日(土)9:00
9:00

ハート岩「恋人の聖地」に

ドイツ村、観光スポット期待/南西楽園   南西楽園リゾート(髙橋洋二会長)は4日、うえのドイツ文化村でハート岩「恋人の聖地」選定記念セレモニーを行った。パレス館前にある岬から西側にある岩が、ハート型に見えることから、岬の先端に「愛の鐘」と「ハート型モ…

2025年3月30日(日)9:00
9:00

きょう開業6周年

空の玄関口の一つに/下地島空港ターミナル   みやこ下地島空港ターミナルはきょう30日、開業6周年を迎える。開業以来、宮古の空の玄関口の一つとして、多くの市民や観光客に利用され、2024年度は韓国ソウル(仁川)線の新規就航などを追い風に、利用者は過去…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!