海を活用した経済活動を/マウイ郡のアラカワ郡長
下地市長と意見交換
宮古島市と姉妹都市の米ハワイ州マウイ郡のアラン・アラカワ郡長の一行5人が19日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を表敬し、懇談した。下地市長とアラカワ郡長は海を活用した経済活動についてさまざまな意見交換をした。
アラカワ郡長は「宮古島は美しい海があるが、サーフィンなど海でのスポーツやレジャーがあまり見られないのには何か理由があるのか」など、海を生かした活動について宮古島市の観光への取り組みなどを質問した。
下地市長は「サーフィンなどは宮古島の波が小さいためあまり活発ではないが、ダイビングなどそのほかの海のスポーツは盛んに行われている」と話し「今後海を活用した観光発展の足掛かりの意味も込めて『海族まつり』を開いた」など、現在の活動を説明した。
アラカワ郡長は宮古島の海を活用して経済的な発展を目指すのは、考え方としては自然のことと指摘し、下地市長もこれに同意。
アラカワ郡長は「マウイ郡で海を利用した活動が大きな経済効果を上げている」とサーフィンの国際大会などを例に話した。
一行は18日に来島し、宮古島内を視察するなど、精力的にスケジュールをこなした。この日は地下ダム資料館やバイオエタノール工場などを視察した。