産業・経済
2011年10月21日(金)9:00
子牛1頭30万円割り込む/多良間牛競り
2カ月連続の下落
【多良間】多良間の10月期肉用牛競りが19日、JAおきなわ多良間家畜市場で開かれ、子牛1頭平均価格は前月比1万5939円安の29万3358円となり2カ月連続で下落した。平均キロ単価は1285円。上場された子牛の体重の軽さが金額に影響したとみられる。
今月競りには子牛132頭が上場され、取引頭数は131頭だった。性別の1頭平均価格は去勢が31万9497円で雌は26万5994円。平均キロ単価は去勢が1371円、雌は1191円となった。子牛のみの販売額は3843万円。
平均体重が228㌔と宮古本島の子牛に比べて軽いことが安値の要因とみられている。宮古本島は264㌔あり、平均価格は36万1095円だった。
去勢の体重別の販売実績を見ると、200~249㌔の牛が最も多く上場され、平均価格は32万2481円だった。250~299㌔の牛は18頭、平均価格は34万4225円。成牛を含めると135頭が競り落とされ、1頭平均価格は28万6090円、平均キロ単価は1220円となった。全体の販売額は3862万円。