「わかる授業」の成果発表/池間小中校で研究集会
池間小中学校(下地政昭校長)で24日、中学校教育課程研究集会が開かれた。研究委員の3人の教員がこれまでの研究成果で「全体計画や年間指導計画の見直しができた。また新学習指導要領『総合的な学習の時間』の進め方について、校内研修を通して、小中職員間で確認することができた」と発表した。
研究主題は「探究活動に主体的、創造的、協同的に取り組む学習指導の工夫~小中一貫教育と島の特色を生かした系統的カリキュラムの工夫を通して~」。
同校は、池間小学校と池間中学校に分かれていたが今年4月1日、池間小中学校の校名で再出発した。これを踏まえ、研究の内容は▽小中一貫9年間を見通し、発達段階に応じた系統的カリキュラムの作成▽探究活動と体験活動を関連させた単元構成や学習過程の工夫-。
発表したのは石嶺真樹さん、亀川はるみさん、佐久田浩伸さん。今後の課題として▽体験活動と探究活動を関連付けた学習活動の工夫▽同様の体験活動を実施していく際の児童生徒の発達段階を考慮した学習の深め方▽年間計画の見直しと単元計画の作成および評価計画の再考-と3点を挙げた。
最後は、宮古教育事務所の佐久本聡社会教育主事が指導助言と講評した。
集会は「わかる授業」の構築を基軸に、新教育課程の編成・実施に係る成果および課題について協議を深めることで、各学校の教育課程編成・実施並びに教員一人一人の授業づくりの改善充実に資するのが目的。
同校は児童27人、生徒8人の計35人。