ワイパーモーターでV2/宮工エコデン部
県代表で全国優勝目指す
高校生が自作の電気自動車で走行距離を競う「第13回県高校エコデンレース大会」が25日、沖縄市で行われた。宮古工業高校エコデン部がワイパーモーター部門で2連覇を達成し、一般モーター部門で3位に入賞する活躍を見せた。11月開催の全国大会(大阪府)に出場する。生徒らは26日に帰島し、與那嶺拓也部長(3年)は「県大会の経験を生かし、全国大会では2部門で優勝を目指す」と抱負を述べた。
ワイパーモーター部門には「バッシライン2011号」が25周で優勝した。一般モーター部門では「マクガンⅦ号」が1位と2周差の3位だった。
バッシライン号は軽量化に、マクガン号はボディーの改良に取り組んだが、完成が遅れたという。與那嶺部長は「練習不足で内容には満足していない。車体の改良のほか、効率よく練習をして全国大会に臨みたい」と語った。
宮古空港には学校関係者らが出迎え、生徒らを祝福した。多良間勉校長は「優勝へのプレッシャーをよくはねのけた。日ごろから一生懸命頑張っている成果だ」とたたえた。
同部は、全国大会ワイパーモーター部門で2004年から5連覇を達成。過去2年間は優勝を逃しており、3年ぶりの頂点を狙う。
出場者は次の皆さん。
【バッシライン2011号】ドライバー=長濱誠(2年)▽ピットマン=砂川和也(1年)與那嶺拓也(3年)▽カウント係=津嘉山祐弥(3年)
【マクガンⅦ号】ドライバー=具志堅龍星(1年)▽ピットマン=川田大貴(1年)兼島尚吾(2年)▽カウント係=福里将司(3年)