宮古島市の人口減少、県内最大/10年国勢調査確報
多良間村 10・1%減の1231人に
【那覇支社】県企画部(川上好久部長)はこのほど、2010年国勢調査(10年国調)の確報を公表した。確報によると、宮古島市の総人口は5万2039人で、前回05年国調時の5万3493人より1454人(2・7%)減少した。減少数は県内市町村で最大だった。また、多良間村の人口は1231人で、05年国調の1370人より139人(10.1%)減少した。県総人口が増加する中で、宮古圏域2市村はともに人口が減少している。
県総人口は139万2818人で、前回国調より3万1224人(2・3%)増加した。ただ、人口増加率は前回調査の3・3%を1.0ポイント下回り、人口の伸び率は1980年以降、鈍化している。
男女別人口では、男性が68万3328人、女性が70万9490人で、女性が2万6162人多く、人口性比(女性100人に対する男性の数)は、前回の96.5から96.3に低下した。
市町村別人口順位は、那覇市が31万5954人(県人口の22.7%)、沖縄市13万249人(同9・4%)、うるま市11万6979人(同8・4%)の順となっており、渡名喜村の452人(同0・0%)が最も人口が少なかった。
年齢3区分別人口で、15歳未満人口は24万6313人(県人口の17.7%)、15~64歳人口は89万7960人(同64.5%)、65歳以上人口は24万507人(同17.3%)となっており、前回国調比で64歳以下人口が低下しているのに対し、65歳以上人口は1.2ポイント上昇した。
15歳以上の有配偶率は男性54.3%、女性51.4%で、未婚率は男性36.6%、女性27.2%。県在住外国人数は7651人で、前回に比べ754人(10.9%)増加した。
一般世帯数は51万9184世帯で前回より3万2203世帯(6・6%)増加。このうち、1人世帯は15万2589世帯(一般世帯の29.4%)と最も多くなっている。一般世帯の1世帯当たり人員は前回の2.74人から2.63人に減少した。
65歳以上親族のいる一般世帯は11万7282世帯で、一人暮らし高齢者世帯は4万390世帯、高齢者夫婦世帯は3万3797世帯だった。