4コースに294人、全員完走/たらま島一周マラソン
平良初V 女子は大塚4連覇
「楽しく走ろう 歴史が見える島・たらま島」をテーマに第14回たらま島一周マラソン大会(主催・多良間村)が12日、村内一円で行われた。四つのコースに出場した計294人全員が完走した。最長24・3㌔のAコースは平良国治が1時間32分45秒で初優勝、女子の部は大塚直子が1時間58分18秒で制し、大会4連覇を達成した。
この日の大会にはAコースに72人、10㌔Bコースには47人、3㌔Cコースには126人、5㌔Dコースには49人が出場した。開会式では下地昌明村長が「沿道の応援をパワーに代えて最後まで頑張ってほしい」と選手たちに呼び掛けた。
レースは、Aコースを皮切りに正午から順次スタートした。それぞれ日ごろの練習の成果を発揮しながら思い思いのペースでランニングを満喫。多良間島の心地良い風を全身に浴びながら豊かな自然も体感した。
レースの結果、Aコース総合の部を制したのは初出場の平良。序盤から抜け出して約20㌔を独走のまま駆け抜けた。大会4連覇を狙った澤健三郎は3位。地元多良間村出身で宮古高校の安里寿が大健闘の2位に食い込んだ。
女子の部は大塚が貫禄の優勝。他を寄せ付けない堂々の走りで連勝記録を4に伸ばした。2位は奥山優子、3位には渡辺直子が入った。
そのほかの部門の出場者も最高順位や自己記録の更新を目指して力走した。沿道の声援に支えられながらゴールを目指し、完走後は家族や友人、職場仲間とともに充実感あふれる笑顔で喜びを表現した。