エコの島で814人完走/第2回エコアイランド宮古島マラソン
福田武文(福岡)初優勝/女子は塚本恭子(東京)制す
第2回エコアイランド宮古島マラソン(主催・宮古島市など)が13日、市陸上競技場付設公認マラソンコースで行われ、フルマラソン、ハーフマラソンの各部に計855人が出場し、秋の宮古路を満喫した。レースの結果、フルは福田武文(48)=福岡県=が2時間54分45秒で優勝、女子の部は塚本恭子(35)=東京都=が3時間29分13秒で制した。完走者は2部門合わせて814人、完走率は95・20%だった。
大会にはフルの部に413人、ハーフの部に442人が出場した。申込段階では、県外から226人、宮古島を除く県内から172人、地元宮古島からは584人がエントリーした。
午前8時にフルの部がスタート。同9時にハーフの部がスタートした。選手たちは時折小雨が降るコンディションの中、宮古島の自然を満喫しながら日ごろの練習の成果を競い合った。
沿道では多くの市民が声援を送った。選手は「ありがとう」と応えながら手を振ったり、笑顔を見せたりして応援に感謝した。
レースの結果、フルの部は福田が優勝。スタート12㌔地点で抜け出すとそのままゴールまで独走する会心の走りを見せた。2位は宮古島市の田口義信、3位は広島県の西川拓司だった。
女子の部で優勝した塚本は2位に入った宮古島市の石川敦子に25分の大差を付けて圧勝。序盤から飛び出し、自ら設定したペースを守り抜いて優勝した。3位は東京都の野口由美。
ハーフの部は地元宮古島市の黒島昌樹が優勝。記録は1時間17分10秒だった。2位は同市の平良国治、3位には石垣市の亀川栄健が入った。女子の部は宮古島市の田口宏美が1時間50分10秒で制した。
レース前の開会式で、大会長を務める下地敏彦市長は「エコアイランド、スポーツアイランド宮古島のさわやかな秋風を感じながら宮古路を駆け抜けてゴールを目指してほしい」と選手たちを激励した。
宮古島市の加持岳志さんが選手宣誓をした後、参加者全員による「エコアイランド宮古島宣言」で▽地下水を守る▽海を守る▽資源とエネルギーを大切にする-ことなどを誓った。