マンゴー複合輸送に期待/農水業振興発表会
バッタの大量発生なども報告
宮古地区農林水産業振興実績発表会(県宮古農林水産振興センター主催)が14日、県宮古合同庁舎であった。事例発表はマンゴーの船舶・航空複合輸送の可能性や今年下地島で大量に発生したトノサマバッタの防除など七つの事例が報告された。
マンゴーの船舶・航空機複合輸送の可能性については、今後も生産量の増加が見込まれる宮古島産マンゴーを滞貨させることなく輸送するための複合輸送のシミュレーション試験の結果が報告された。
同試験は7月2~3日に輸送試験を行い、4日に品質確認をした結果、宮古-那覇間の輸送を船舶に置き換えても個別配送であれば問題なく、品質面への影響が少ないことが確認され、複合輸送の可能性に期待が持てると報告された。
下地島でのトノサマバッタ発生について、県病害虫防除技術センター宮古駐在の清水優子さんが発生と防除についての事例を報告した。発表ではトノサマバッタの今年の発生は収束しているが、来年3~4月ごろに発生が予測されるため注意して観察する必要があると指摘した。
発表者は次の通り。(敬称略)
長島裕美(振興センター家畜保健衛生課)▽出花幸之介(農業研究センター宮古島支所)▽又吉祐輔(振興センター農業改良普及課)▽平良高範(同農林水産整備課)▽清水優子(病害虫防除技術センター)▽与那覇翔太(振興センター農林水産整備課)▽加藤美奈子(振興センター)、砂川満邦(市農林水産部農政課)