池間博美六段が初優勝/第3期宮古囲碁名人戦
3人によるプレーオフ制す
宮古第一ホテル杯第3期宮古囲碁名人戦(主催・日本棋院平良支部、協賛・宮古第一ホテル、後援・宮古毎日新聞社)は13日、こすみ囲碁教室で決定リーグの第2週を行い、池間博美六段がプレーオフを制し、初優勝した。上位4位には池間六段、知念一将六段、野原常彰六段、平良博彦六段が入り、来期の決定リーグ出場権を獲得した。
決定リーグには8人が勝ち進み、総当たりで勝ち星の数を競った。
第1週(6日)は野原六段が3勝1敗でトップを走り、6人が2勝2敗で並ぶ、大混戦。第2週は1回戦(5局目)で野原六段が敗れ、この時点で4人が3勝2敗の同じ勝ち星となり、混戦の度合いを深めた。
全7回戦を打ち終わって池間六段、知念六段、野原六段の3人が5勝2敗の同率首位。優勝は巴戦のプレーオフに持ち込まれた。
巴戦の第1局は池間六段と知念六段が顔を合わせ、きわどい勝負を池間六段が制した。野原六段との2回戦も、勢いに乗って押し切り、すんなりと優勝を決めた。
池間六段は、予選も含めて4週にわたる戦いはコンディションを維持するのが大変だったと感想。「決定リーグの第1週で2敗し半ば諦めもあって、気楽に打てたのが優勝につながった」と勝因を分析した。
宮古囲碁名人戦の優勝者は第1期が前里成人六段、第2期知念一将六段、第3期が池間六段と毎回替わっている。