05/04
2025
Sun
旧暦:4月7日 仏滅 癸 
政治・行政 産業・経済
2011年11月17日(木)9:00

イモを主要作物に/宮古島市

生産計画発表 今年度108トンの収量目指す


「宮古島産かんしょ」の生産計画などについて説明する下地市長(右)ら=16日、市長室

「宮古島産かんしょ」の生産計画などについて説明する下地市長(右)ら=16日、市長室

 下地敏彦市長らは16日、市長室で会見を開き、宮古の伝統作物である甘藷(サツマイモ)を再び主要作物に育てる生産計画「宮古島産かんしょ6次産業化」の基本方針を発表した。計画初年度となる今年度は栽培面積6㌶で収量108㌧、1620万円の生産額を目指し、10年後の2021年度には95㌶、2520㌧、3億7800万円にまで拡大させたい考え。


 宮古島には1597年に砂川親雲上旨屋が中国から持ち帰ったとの説がある甘藷。市では「宮古島産かんしょ」を第1次市総合計画後期計画で、第1次産業に第2、第3次産業を取り込んだ「6次産業化」の戦略品目と位置付け、安定生産供給体制の確立や他産業との連携などを図り、「宮古島ブランド」として確立させ、農業振興と経済発展につなげることを目指している。

 生産計画では、11年度に面積6㌶、収量108㌧、生産額1620万円、5年後の16年度には42㌶で756㌧、1億1340万円の生産、10年後の21年度では95㌶で2520㌧、生産額3億7800万円を目標としている。

 販売形態としては▽青果用▽加工用▽葉野菜用▽体験用▽飼料用-の5種類を想定。特に、土産用菓子製造で使われるペーストなどの加工品を生産することで、地元原料を使った土産品が開発されることに期待を寄せている。下地市長は「ペーストは今、本島業者から購入しているが、それが島内で生産できれば、宮古島産原料を使った土産用菓子の可能性が広がる」と語った。

 栽培面積の確保方法については下地島残地や耕作放棄地の活用、葉タバコからの転換などを挙げる下地市長。「主幹作物であるサトウキビからの転換を想定するものではない」との考えを示した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年5月1日(木)9:00
9:00

子どもは無料や半額

児童福祉週間で各施設   最大11連休となるゴールデンウイーク(GW)が始まっている。入域観光客数がコロナ禍以前に戻りつつある宮古島では多くの観光客が訪れ、各空港が混雑しているほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れなどでにぎわいを見せ…

2025年4月23日(水)9:00
9:00

多良間島、3部門で上位/マリンダイビング大賞

「初めて行きたいエリア」1位/スキューバダイビング専門ウェブサイト   【多良間】年間125万人が利用するスキューバダイビングの専門ウェブサイト「マリンダイビングWEB」が発表した「マリンダイビング大賞2024」の年間ランキングで、多良間・水納島が「…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!