採択枠23に120人殺到/太陽光発電設置補助事業第2期
抽選会に多数の市民参加
宮古島市住宅用太陽光発電システム設置補助金交付事業の2011年度第2期抽選会が18日、市役所平良庁舎で開かれた。採択見込み件数23に対し、委任を含め約120人が抽選に参加。採択倍率約5倍という高倍率となった。補助交付者の決定は後日、改めて本人に通知される。
11年度の同事業では、発電1㌔㍗当たり4万円、上限16万円までを補助している。当初予算は400万円だったが、第1期で20件、合計320万円を交付。予算残は80万円となったが、市民のニーズは高いとの判断から市は一般会計補正予算で300万円を追加し、第2期予算額を380万円に増額。上限での申請で23件まで枠を拡大させていた。
申請締め切り時の応募件数は138件だったが、事前キャンセルや当日不参加などもあり、実際に抽選会に参加したのは約120件だった。
参加者たちは受付時に抽選くじを引く順番を決めるくじを引き、その番号に従って、補助を受ける優先順位を決める本抽選のくじを引いていった。
23以下の数字を引いた人は確実に補助金交付を受けることができるほか、補助申請金額が上限に満たない人が複数いた場合、さらに何人かが補助を受けることができる。結果は約2週間後に、担当するエコアイランド推進課から通知される。
抽選で23以下の番号を引いた市伊良部在住の主婦(55)は「設置して良かったという話を知人から聞き、うちも設置しようと思った。余った電気を買い取ってくれるというのがうれしい」と語った。