宮古の現状、課題学ぶ/鹿児島国際大など
教育、福祉テーマに研究会
「琉球弧における地域文化の再考と地域再生プランおよび実践モデル化に関する研究」をテーマにした研究会(主催・鹿児島国際大学など)が21日、市内のホテルで行われた。
今回の研究会のテーマは「教育、保健福祉、地域づくり」で、調査対象地域である宮古島市で活動する専門家たちを招いて地域の現状やその取り組み内容、課題などを確認した。
同研究は、日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(B)に今年度から採択され、琉球弧における地域文化の再考などをテーマに3年間各種調査を実施する。
今回は研究プロジェクトの一環で、宮古島市において教育、保健福祉、地域づくりの各分野で活躍する専門家を招いて大学側との意見交換などを行った。
研究会では、宮古地域福祉権利擁護センターの友利徹則権利擁護専門員、いけま福祉支援センターの前泊博美理事長、宮古高校の川満健校長らがそれぞれの取り組みや活動する上での課題や宮古島の特色などについて報告した。
このうち、前泊さんは、高齢化が進む池間島において、島の高齢者が生まれ育った島で安心して生活するために取り組んでいる各種活動や活動を進める上での課題などについて紹介した。
同大学では、研究会で得られた成果を地域活性化につなげる足がかりにしたいとしている。