絵はがき、作文入賞者を表彰/税を考えるつどい
上原勇幸さん(税理士)に感謝状
2011年度税を考えるつどい(主催・税を考える宮古島連絡会、主管・沖縄宮古法人会)が24日、市内のホテルで催され、税務功労者等への感謝状贈呈や税に関する絵はがきコンクール入賞者7人と、中高生の作文入賞者(中学生8人、高校生6人)の表彰を行った。また、沖縄国税事務所の根元英一郎次長が「税の役割と税務行政」と題して講演した。
「税を考える週間」(11月11~17日)にちなんで開かれる同つどいは、官民が一体となって納税の意義を考え、納税意識の高揚を図ることなどを目的に、宮古島市の主催者団体が中心となって毎年開催されている。
主催者を代表してあいさつした沖縄宮古法人会の真栄城宏会長は「わが国は東日本大震災、原発事故などの影響に加え、少子高齢化、人口減少社会の到来で、閉塞感と社会不安が拭えない。企業は、健全で安定した経営を維持、強化することで社会貢献できる」と述べ、民間企業が納税をともに考え促進することの必要性を述べた。
また、来賓あいさつした下地敏彦市長は、ポスターに描かれた「お化け」を例に「お化けは病気にもならないし、学校に行く必要もないので納税義務はないが、人の社会は助け合いによって、公共機関を維持する必要がある」と話し、若い世代に対して納税の意義を説明した。
表彰式典では塚本浩二宮古島税務署長ら贈呈者から各賞の受賞者に対し表彰状が手渡された。
講演で沖縄国税事務所の根元次長は、宮古島市の総合計画にも相互扶助の精神がうたわれており、税が社会基盤構築の基本となることなどを説明し、財政の現状と税の関わりについて講話した。感謝状と各賞受賞者は次の通り。(敬称略)
▼感謝状
【税務功労等(e-Tax)税務署長感謝状】上原勇幸▽沖縄宮古法人会
▼税に関する絵はがきコンクール
【沖縄宮古法人会会長賞】松田美咲【同会女性部会長賞】垣花歩美▽下地智佳【同会青年部会長賞】古川麻鈴【宮古島税務署長賞】新里美菜実【県宮古事務所長賞】田村歩葉【宮古地区租税教育推進協議会代表幹事賞】渡久山蛍斗
▼税に関する高校生の作文
【県教育長賞】源河優香(宮高1年)【宮古島税務署長賞】川満一奈(伊良部3年)▽根間すみれ(宮高1年)【税理士会会長賞】真栄城樹(宮高1年)【県宮古事務所長賞】西原信太郎(伊良部3年)【宮古地区租税教育推進協議会代表幹事賞】洌鎌優樹(宮高1年)
▼中学生の税についての作文
【全国納税貯蓄組合連合会優秀賞】長嶺美南海(佐良浜中3年)【県納税貯蓄組合連合会会長賞】濱川愛子(久松中3年)【宮古島税務署長賞】平良夏子(城辺中3年)【県納税貯蓄組合連合会優秀賞】砂川美香(狩俣中3年)▽亀川あやめ(平良中3年)【宮古青色申告納税貯蓄組合長賞】友利くるみ(下地中3年)【県宮古事務所長賞】松原愛依(久松中3年)【宮古地区租税教育推進協議会代表幹事賞】平良玲帆(城辺中3年)
▼租税教育推進校感謝状
【沖縄国税事務所長感謝状】北中学校【宮古島税務署長感謝状】鏡原中学校