島々の特産品集め開幕/離島フェア2011
宮古24事業所が出店
【那覇支社】~届け!島々からの恵み~をキャッチフレーズに離島フェア2011(主催・同実行委員会)が25日、開幕した。27日までの3日間、会場の那覇市奥武山の沖縄セルラーパーク那覇は、なつかしく素朴な味と香りを求めて沖縄本島在住の郷友はもとより、県内外から多くの来場者が訪れる。また、同フェアは宮古、多良間を含む県内18離島市町村で新たに開発された特産品を紹介する機会ともなり、宮古の24事業所のブース前は初日から島の魅力を求める人たちでにぎわった。
開催実行委員長の外間守吉与那国町長、仲井真弘多知事、玉城義和県議会副議長、槌谷裕司沖縄総合事務局長、同フェアポスターコンクールで最優秀を受賞した大城祐哉君(渡名喜小3年)のテープカットで同フェアは幕を開けた。
開幕と同時に、特産品展示即売会場には、オープンを待っていた多くの人たちが一挙にと流れ込んだ。仲井真知事は展示ブースの一つ一つをつぶさに見て回り、商品の特徴などを熱心に聞いていた。
今回のフェアで、優良特産品特別賞を受賞した宮古木工芸の展示即売ブースで仲井真知事は、同社が製造した三線をつま弾くなどして周囲を驚かせた。
会場には宮古島市から長濱政治副市長が、多良間村からは下地昌明村長が訪れ、即売品を購入するなどして展示する事業者を激励した。また、今回のフェア表彰で、島おこし奨励賞を受賞した「宮古島まもる君」が会場展示されたが、まもる君の周りには多くの人が集まり、全国的にも知名度の高いキャラクターと一緒に記念撮影する様子などが見られた。
まもる君の知名度アップに貢献した県警の津嘉山至さん(現沖縄署交通対策課係長)も会場を訪れ、「勤務していた宮古島のキャラクターが離島フェアでも人気のあることが分かって大変うれしい」と話した。
同フェア初出店となるSunnyショップみやこ(城辺長間)の販売員は「規模が大きいので驚いている。先輩たちに負けないよう商品をPRし販売実績を上げたい」と話していた。