生涯学習で人生豊かに/フェスティバル開催
活動の成果など展示
第7回市生涯学習フェスティバル(市教育委員会主催)が26日、市中央公民館で開幕した。「学び育てる文化のまちみゃ~く(宮古)」をテーマに、体験実験コーナーや野外ステージ、公民館活動の紹介、講演会などを実施。子どもからお年寄りまでが参加し、多彩な催しを楽しみながら生涯学習への意欲を高めた。27日は舞台発表などが同会場で行われる。
大ホールでは、宮古地区理科教育研究会による「電気ビリビリッ」「液体窒素でシャーベット作り」などの理科実験コーナーが設置され、親子連れでにぎわった。
市働く女性の家は男女共同参画展を開催。男女が互いに人権を尊重しつつ責任を分かち合い、能力を十分に発揮できる社会の構築づくりを四コマ漫画や川柳で楽しく訴えた。
宮古工業高校のロボット体験コーナーや各公民館講座で学んだ絵画、パッチワーク、和裁などの作品が展示され、訪れた市民の目を引いていた。
このうち公民館講座の一つ、「花づくり講座」はユートピアファーム宮古島代表の上地登さんが講師となり、公開講座を開いた。受講生たちが小さな苗から育てたブーゲンビレアを使って栽培の技術指導が行われた。
担当者は「数ある講座の中でも人気がある。専門家から技術指導を受けた受講生たちは、それを地域に伝えるなど花いっぱい運動に一役買っている」と波及効果を話した。
小波津正光さんによる「お笑い米軍基地」「沖縄お笑い芸人について」と題した講演では、小波津さんが軽妙なトークを披露し会場を沸かせた。野外ステージでは10組のバンドがステージパフォーマンスで盛り上げ。公民館裏の広場では宮古馬の体験乗馬やサガリバナ、ヤブツバキなどの苗木無料配布が行われ終日にぎわった。
同フェスティバルは、市民に学習活動の成果発表の場を提供し市民一人一人の生涯学習への意欲を高めるとともに、生涯学習の一層の振興を図ることを目的に毎年開催されている。