11/22
2024
Fri
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
教育・文化
2011年12月1日(木)9:00

稲石刀自の功績顕彰/2011年度稲石祭

宮古上布の発展誓う


関係者が集い稲石祭で上布の継承と発展を誓った=30日、旧宮古神社跡地

関係者が集い稲石祭で上布の継承と発展を誓った=30日、旧宮古神社跡地

 宮古上布の創製者、稲石刀自の功績を顕彰する2011年度稲石祭(宮古織物事業協同組合主催)が30日、旧宮古神社境内で行われた。今年は新たに香炉が設置され、神事はその香炉前で行われた。関係者約30人が稲石の功績をたたえると共に、宮古上布の一層の発展を誓った。


 宮古神社の奥間寛次神主が神事を執り行った。同協同組合の理事長を務める長濱政治副市長、黒島師範県宮古事務所長、平良隆宮古島市議会議長や同組合員らが玉串を奉納した。

 神事後、長濱理事長は「人頭税の中で粟、米の不足分を上布で納めた。その中で磨きが掛かり美しい物になった。上布が宮古の産業に与えた影響は大きく、稲石刀自の貢献をたたえたい」とあいさつした。

 平良議長は「生活環境の変化で上布を取り巻く状況も厳しいが、市議会は直面する課題解決のために鋭意取り組みたい」と述べた。

 宮古上布は国の重要無形文化財に指定されている織物。400年以上前、稲石の夫・真栄が琉球の船を遭難から救い、下地の頭に任じられた。稲石は夫の栄進に感激して布を織り、琉球王府に献上した。これが後に宮古上布と呼ばれるようになった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!