思いやりの心はぐくむ/佐良浜小
「人権の花」開花式
花の栽培を通して児童140人の情操教育と命の大切さ、思いやりの心を育てる「人権の花」開花式が1日、佐良浜小学校(砂川栄作校長)で行われた。
校内には、10月14日にマリーゴールド、サルビア、インパチェンスの苗計300本が植え付けられた。以来、子どもたちは水をかけ、愛情を込めて育てた。黄色やオレンジ色などかれんな花を咲かせている。開花式では、満開のマリーゴールドなどが飾られ、明るい雰囲気を演出していた。
下地敏彦市長(代読)は「大変きれいな花が咲いている。これからも命の大切さや思いやりの花を咲かせてください」と述べ、砂川校長に感謝状を贈った。
砂川校長は「人権の花に優しい心で水をかけ、声をかけて育ててきた。それで校内にはきれいな花がいっぱい」と語り、子供たちの感想文を披露した。
児童を代表して石川雄大君は「人権の花に毎日水をかけると、どんどん大きくなって花を咲かせた。『やった』と思った。人間と同じように植物も生きていると思った。これからも植物を大事に育てたい」と話した。
全員で「世界が一つになるまでに」を合唱。この後、宮古島人権擁護委員協議会の神里清春会長ら8人が、プロジェクターを使って基本的人権尊重などを教えた。