関係者集い豊作祈願/多良間村で葉タバコ播種式
【多良間】県たばこ耕作組合多良間総代区(垣花幸徳総代)の2012年産葉タバコの播種式が4日、JAおきなわ多良間支所葉タバコ育苗施設で行われた。作付け面積が20㌶、農家数9戸。今期は平均反収230㌔、キロ単価1900円以上、総販売額9000万円突破を目指す。
祈祷に次いで、垣花総代が「2011年産は5月28日の台風2号の広域災害により、目標にほど遠い収量になったが、来期は目標を達成し、大きな金額が取れるよう頑張って行こう」とあいさつした。
来賓の伊良皆光夫副村長は「この種が百パーセント発芽して立派な苗となり、農家の皆さんが心を込めて育て、いい品質の葉タバコが収穫できることを期待している。11年度は残念な結果となったが、各農家の所得向上が図られるよう目標達成に向けて頑張っていただきたい」と激励した。
仲原彦二JA多良間支店長は「播種から育苗までは農協の管理となっているので、立派な苗を育てていきたい」と抱負を語った。
西平幹村議会議長が、威勢良く乾杯の発声。11年産をもって葉タバコ栽培を引退した美里泰秀さんが「栽培に携わった34年の間には、数々の思い出がある。9人の皆さんには協力して楽しい葉タバコ作りに励んでいただきたい」とあいさつした。