松原さん地区大会で銀、全国へ/ショパン国際ピアノコンクール
ショパン国際ピアノコンクールinASIA沖縄地区大会中学生の部(11月27日、南城市文化センター・シュガーホール)で松原優里子さん(久松中1年)が銀賞に輝いた。松原さんは来年1月4~6日に東京で開かれる全国大会に出場する。地区大会には10人が出場したが金賞の該当者がいなかったため、松原さんが事実上の1位。「全国大会では自分自身が満足できるような演奏を心掛けたい」と抱負を語った。
松原さんは、2人の兄の影響を受け幼稚園のころからピアノを始めた。平良西里にある前泊ピアノ教室(前泊政代代表)に通い、指導を受けながらめきめきと上達。小学生のころにはピティナピアノコンペティションの全国決勝大会で銀賞、今回出場したショパン国際ピアノコンクール沖縄地区大会では金賞を受賞した。
指導者の前泊さんは「ショパンコンクールはレベルが高い。全国の舞台では、普段練習してきたことを落ち着いて弾いてほしい」と期待した。
全国大会ではショパンの「エチュードOP25-1」「スケルツォ第1番OP20」をそれぞれ演奏する。「エチュードは歌うように、スケルツォはダイナミックに弾きたい」と話した。
全国大会は国際レベルの優れた演奏家の発掘と育成を目的に開かれ、上位入賞者はアジア大会に出場できる。
松原さんは「練習に励み細かなミスを無くしたい」。当日は、お気に入りのピンクのドレスを着て挑む予定だ。