「説明会一巡後に議論」/市議会12月定例会
学校統廃合で川満教育長
開会中の宮古島市議会(平良隆議長)12月定例会は15日、一般質問がスタート。初日は6人が登壇し、下地敏彦市長の政治姿勢などをただした。複数の議員から出された学校統廃合に関する質問に対しては、今月5日に就任した川満弘志教育長が「今、各地域で説明会を実施しているさなか。一巡した後に議論を深めていきたい」と従来からの教育委員会方針を改めて示した。
就任後、初の市議会一般質問となる川満教育長は、就任にあたっての抱負として「宮古島市が活力ある郷土として発展していくためには次代を担う子どもたちがたくましく心豊かに成長することが大切」との考えを示した上で「確固たる教育理念の下、先見性、創造性などを発揮し、目的を達成するための地方教育行政を推進していきたい」と語った。
学校規模適正化、統廃合に関する今後の計画について川満教育長は、対象地区で学校統合検討推進委員会を設置し、その中で新しい学校の位置や機能、校章や校名などを議論を行っていくほか、宮古島市全体の学校区を審議する学校区審議会を早期に設置する予定であることを説明した。
学校統廃合について下地明氏が「まずは中学校から実施し、小学校は地域の理解が得られる状況になってからすべきでは」との考えを示したのに対し、川満教育長は「教育委員会としては今、各地域で説明会を実施しているさなか。一巡した後に議論を深めていきたいと考えている。その際には教育長の立場として積極的に助言を行いたい」と答えた。