11/23
2024
Sat
旧暦:10月23日 友引 辛 
政治・行政
2011年12月21日(水)9:00

経済効果は5200億円/県文化観光スポーツ部

統合リゾート導入で試算


統合リゾートの経済効果などが説明された=20日、市中央公民館

統合リゾートの経済効果などが説明された=20日、市中央公民館

 県文化観光スポーツ部は、カジノを含む統合リゾートを沖縄に導入する場合の経済・雇用効果の試算や懸念事項を整理し20日、市中央公民館で市民を対象に説明会を開いた。経済効果は最大約5200億円を試算。雇用誘発は5万4000人を見込む。デメリットには、ギャンブル依存症が増える恐れなどを挙げた。


 統合リゾートは、カジノ・エンターテインメントとほぼ同じ意味で、誰もが楽しめるテーマパークや劇場、シネマコンプレックス、ショッピング・グルメモール、スポーツ施設、国際会議場、ホテルなどにカジノを含んだ複合施設。

 県が統合リゾート導入の可能性調査を行った理由は、観光振興や地域活性化、雇用の創出、経済波及効果などのメリットを見込めることが一つ。国会でカジノを合法化する動きが出ているのも背景にある。

 導入モデルは、ビジネス層中心2、ファミリー層中心2の計4パターンを示した。施設の整備運営は「民設民営」とする。事業者は地域の合意形成、国の区域指定、公募・入札などの手順で選定する。

 カジノ導入のデメリットには①ギャンブル依存症の懸念②青少年への悪影響③暴力団等組織悪介入④地域環境への悪影響-などを挙げた。

 質疑応答で男性の一人は「法律で禁止されているカジノを、あえて核にして開発する理由は何か」と質問。当局は「統合リゾートは、沖縄の自然、島々、歴史、文化などの活用が基本で、カジノはプラスαの部分」と説明したが、男性は「カジノ以外で客を増やす方法はあると思う」と納得しなかった。デメリット対策の一番いい方法は、造らないことだと強く反論した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!