高校生の活動成果一堂に
市博物館で企画展開幕
市総合博物館第19回企画展「高校生学芸員企画展」が20日から同館特別展示室で開幕。宮古特別支援学校高等部を含む市内5高校の10グループが作製した絵画や木工作品、エコデンカー、調査結果、研究記録など文化活動の成果を一堂に展示している。会期は1月22日までで、期間中、土・日曜日と冬休み期間は高校生以下の入場料が無料となる。同館担当者は多数の来場を呼び掛けている。
今年度では3回目となる今回の企画展は、市内の高校生らによる文化活動の成果を展示・公開する場を提供するとともに、展示作業を自ら行うことで高校生らに博物館学芸員という仕事に触れてもらうことを目的に開催された。
出展しているグループとテーマは▽伊良部高校伊良部島自然クラブ「伊良部島におけるオカガニ調査」ほか▽宮古工業高校エコデン部「全国エコデンレースへの挑戦と軌跡」▽同カート同好会「カート、ホーバークラフト、電動バイクの製作」▽宮古高校美術部「創造」ほか▽同生物部「宮古島に生息しているアリの調査」▽宮古総合実業高校水産クラブ「宮古島産アーサを利用した商品開発」▽同環境班「宮古島の『水』を守れ」▽同家庭クラブ「宮古島産黒あずきを利用した地域特産物に関する研究記録」▽宮古特別支援学校木工班「作業学習における製作活動」▽同窯業班「同」-。合計で約60作品が展示されている。
同館担当者は「高校生たちの力作がそろっているので、ぜひ多くの市民に足を運んでほしい」と多数の来場を呼び掛けた。
開館時間は午前9時から午後4時30分(入館は同4時まで)。毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)と12月29日から1月3日までは休館。問い合わせは同館(電話73・0567)まで。