出初め式で防火誓う/宮古島市消防本部
一斉放水で決意新た
2012年宮古島市(下地敏彦市長)の消防出初め式が7日、市消防本部で行われた。消防職員や消防団員ら総勢110人が参加。本番さながらの一斉カラー放水を披露し、向こう1年間の安全・安心・無災害を願った。
特別点検では、下地市長、県消防協会宮古地区支部の前川尚諠支部長、一日消防長でミスサンゴの遠藤はるかさんが、隊列を組んだ消防職員や消防団員の服装などを観閲した。小雨が降る中、参加者らは新年の決意を新たにしていた。
次いで消防車両の点検が行われ、各車両とも正常な稼働が確認された。
下地市長は式辞で「消防職員・消防団員の皆さんには、今後とも災害から市民の生命・身体・財産を守るという職責を深く認識し、心身の鍛練、技術の錬磨に努めていただきたい。さらに市民の厚い信頼と期待に応えていただくよう強く望む」と述べた。
仲井真弘多県知事(代読)、市議会の平良隆議長、県消防協会の松田進会長(代読)、遠藤はるかさんがそれぞれ祝辞を述べた。
展示訓練では、7階建ての雑居ビル「宮古ビル」の3階付近から出火し上階へ延焼中、3階店内の7人と連絡が取れない-と想定。消防隊員らは、迫真の訓練で救助活動を展開し、一斉放水で火災を鎮火した。
特別会場の幼年・少年防火クラブ余興では、花園幼稚園と北保育所の子どもたちが、元気いっぱいの踊りを繰り広げた。見学に訪れていた家族連れらは、大きな拍手を送っていた。