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2012年1月9日(月)9:00

新年の決意、筆に込め/全宮古小・中書き初め競書大会

280人が練習の成果競う


真剣に書と向き合う子どもたち。約280人が参加した=8日、平良第一小体育館

真剣に書と向き合う子どもたち。約280人が参加した=8日、平良第一小体育館

 第31回全宮古小・中学校書き初め競書大会(主催・宮古地区PTA連合会)が8日、平良第一小学校体育館で行われた。児童生徒280人が参加し、書き初めを通して新年の決意を新たにした。審査の結果、うえざとりゅうき君(伊良部小1年)ら9人が金賞を受賞した。


 開会式でPTA連合会の狩俣勝紀会長は「震災で被災した東北の皆さんへの励ましや、それぞれの思いを筆に込めて輝かしい新年をスタートさせよう」と児童生徒に呼び掛けた。

 審査委員長の親泊宗二さんは「これまで練習してきた成果を発揮して頑張ってください」と激励した。

 この後、児童生徒が一斉に練習を開始し、学年ごとに与えられた課題の文字による競書に備えた。

 清書の時間になると児童生徒の表情は一変。真剣な姿勢と顔つきで書と向き合い、一筆一筆に練習の成果と新年の決意を込めた。

 書き上げるとほっとした様子を見せながら友達と作品を評価し合っていた。

 久松小4年の砂川はる菜さんは「元気な子」と書いて満足した様子。「今年はそろばんとか勉強に頑張りたい」と目標を話した。

 佐良浜中1年の仲間香織さんは「きょうはうまく書くことができた。今年は行書体をうまく書けるように頑張りたい」と決意。学校生活では「柔道をやっているので、昨年よりもっと力をつけて団体戦で県大会に進みたい」と話した。

 競書の後、審査員の親泊さん、下里真智子さん、大城菜々美さんが全作品の審査を行い、学年ごとの受賞作品を決めた。

 PTA連合会の書き初め競書は毎年の恒例。書を通して新年の決意を新たにさせることが狙い。


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