110番 40%が緊急性低い/宮古島署管内
受理3384件、前年比303件増
10日の「110番の日」を前に、宮古島警察署(島袋令署長)は7日、昨年1年間の同警察管内の110番受理件数と状況を発表した。受理件数は3384件で前年の3081件よりも303件増加した。このうち「照会」(40・6%)「要望、苦情、相談」(8%)となり、緊急性を伴わないものが半数近くを占めていることが示された。次いで交通関係が13・1%を占めた。同署は「緊急性のない通報は110番回線確保のためにも代表番号を利用してほしい」と呼び掛けている。
宮古島警察署の代表電話(72・0110)への直接通報は、3858件で1日平均の件数は約11件。110番通報と合わせた総受理件数は7242件となり前年より230件増加した。
110番と同署への直接通報の受理総件数のうち、緊急性の伴わない「照会」「要望、苦情、相談」が全体の34・3%を占めている。
次いで交通関係が16・8%。「酔っぱらい」に関する通報は総受理件数でも954件(このうち路上寝込みは576件)で13・2%。「けんか口論」で飲酒にからむ事案も多くみられ「酔っぱらい」に「けんか口論」の5・4%を加えると総受理件数の18・6%を占めることから、同署では節度ある飲酒を呼び掛けている。
同署では「事件・事故の緊急通報用が110番なので相談や問い合わせは警察署の代表電話または最寄りの交番、駐在所に連絡してほしい」と訴え、正しい110番の利用を求めている。