多彩な芸能で魅了/福祉チャリティー公演
第15回宮古島市社会福祉資金協力「芸能チャリティー公演」(主催・同実行委員会)が15日夜、マティダ市民劇場で行われた。15団体300人余が出演し、歌・三線、踊りなど多彩な芸能で会場一杯に詰め掛けた市民を楽しませた。
同公演は、地域の人たちに福祉に対する理解を深めてもらうことや社会福祉資金造成が目的で、公演に賛同した舞踊教室や芸能関係者らがボランティアとして出演している。
同公演実行委の与那覇寛仁委員長は「昨年は東日本大震災が発生し日本人の絆を新たに確認する年となった。1日も早い復興を祈念している。今回はいろいろなジャンルの芸を披露するので人と人とが支え合う真心の社会を確認しながら楽しんでほしい」と呼び掛けた。
また、下地敏彦市長からは、この公演を期に社会福祉への理解と機運が一層高まるよう祈念する祝辞が寄せられた。
そのほか、宮古島市社会福祉協議会の川満省三会長も「この公演を通して市の『地域福祉』を発信するとともに人、地域に優しい福祉のまちづくりに対する協力もお願いしたい」と述べた。
公演は野村流伝統音楽協会宮古支部による琉球古典音楽斉唱(かぎやで風節、恩納節、辺野喜節)で幕開けし、出演団体は日舞、各種ダンス、三線、大正琴の演奏などで訪れた観客を楽しませた。