芝の改修工事が完了/前福多目的運動場
宮古島市前福多目的運動場整備工事で、芝の生育や管理について助言した地球環境都市計画のスポーツ事業部プロデューサー橋本淳さんらが17日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、工事の完了を報告した。今年、キャンプに訪れるチームはないが、来年以降の誘致に期待が集まる。
表敬した橋本さんは「こけら落としとしてプロ選手らを招待し、サッカー教室を
開催してはどうか」と提案。下地市長は「実現できるよう担当部署と話を進めてもらいたい」と前向きな姿勢を示した。
橋本さんは、スポーツ振興くじ助成金制度を活用することで、施設の充実を図ることを勧めた。今後の課題に維持管理を挙げ、「初期投資よりも維持管理の方が大切。地元の人材を育てればもっと良い施設になる」と進言した。
同工事の予算は約1900万円。工期は昨年8月19日から今月20日まで。
もともと使用していた高麗芝は夏に生育する種類で、キャンプ時期には枯れたように茶色に変色していた。
今回の整備では、高麗芝を残したままバミューダグラスと冬芝の種をまき、3種類の芝が共存する状態になっている。
複数の芝を同時に育てる方法は、多くのサッカー場で実施されている手法。生い茂る時期が異なるため、年中、常緑のピッチが保てることが特長という。
Jリーグチームによる今年のキャンプはゼロ。昨年キャンプを行ったJ2の横浜FC、J1のガンバ大阪が視察に訪れたが、ともに実現しなかった。