親子で健康料理に挑戦/みつば幼稚園食育教室
みつば幼稚園(與世田明美園長)の親子食育教室が21日、平良と下地の市保健センターであり、約80人の親子が料理づくりに挑戦した。親たちが子どもの手を取って、野菜の切り方などを手ほどき。園児や親、市食生活改善推進員、市職員らが一緒になって試食会が行われ、子どもたちは「おいしい」と歓声を上げていた。
食育推進の背景には、食べ物の大切さや健康との関係などを教えて、食文化の継承や肥満・生活習慣病の防止などに結び付ける狙いがあるという。
教室では市食生活改善推進員の平良セイ子さんが「食育で身に付く五つの力」と題して、講話を行った。具体的には「体にいい食べ物を知る」「食事のバランスを考える」「食べ過ぎに注意する」-などが大切とした。
親子はトマトライスや、コンソメスープなど4品に挑戦した。
包丁で野菜を切ったり、ニンジンの型抜きなどをした大金花漣ちゃん(6)は「料理は楽しい」と笑顔だった。
下地利夫さんは日ごろ料理をつくることはほとんどないが、この日は、娘のりのかちゃんと一緒に挑戦。「いいコミュニケーションになる。おいしくできるようにと頑張っている」と懸命の様子だった。