指定管理者に南西楽園/うえのドイツ文化村
5年間、委託料年2550万円
うえのドイツ文化村の指定管理者に南西楽園リゾート(髙橋洋二代表、本社・東京都港区)が選定された。30日の市議会臨時会で承認を受け、正式に決定する。指定管理の期間は今年4月1日~2017年3月31日までの5年間。市が支払う管理運営に要する経費(委託料)は年間2550万円。25日の議会運営委員会で安谷屋政秀総務部長が議員に説明した。
指定管理者の候補者選定委員会(会長・長濱政治副市長)は23日に行われた。応募した3社について委員が選考基準と審査項目に基づき採点を実施し、合計点数が最も高かった同社を候補に決定した。
現在、同施設を運営している財団法人博愛国際交流センター(理事長・長濱副市長)が今年3月末で解散することから、市では新たな指定管理者を公募していた。
選定基準は①市民の平等な利用の確保②公の施設の効用の発揮と効率的な運営③管理を安定して行う人的能力および物的能力④個人情報の適正な取り扱い-の4点で、各基準に1~3の計七つの審査項目を設定。各項目を5点満点で評価し、合計得点の最高点を獲得した同社を指定管理者候補に選定した。
選定結果は24日に応募各社へ文書で発送された。
指定管理者制度 自治体などが管理運営する公の施設を民間企業などに代行させる制度。宮古島市が同制度を導入し、民間などに管理運営させている施設は下地のウインディまいばま、城辺の宮古島海宝館などがある。