全試合出場へ 確かな手応え/ロッテ・伊志嶺選手
自主トレ全日程を終了
プロ野球千葉ロッテマリーンズの伊志嶺翔大外野手が25日、宮古島での自主トレを打ち上げた。10日の宮古入りから16日間、1日も休まず体づくりに専念。打撃面、守備面それぞれの技術も磨いた。伊志嶺は「あすからでもキャンプに入れる体づくりができた」と成果を誇り、シーズン144試合フル出場に向けて充実した表情を見せた。
伊志嶺は、チームメートとともに宮古島市民球場で自主トレを行った。期間中は午前10時から夕方まで練習をこなし、1~2時間の休憩を挟んで夜も練習するという毎日を過ごした。
昨シーズンは1軍で活躍したが、けがや体調不良で試合に出られない時期があったことを反省。このため今回の自主トレでは体づくりを課題に挙げていた。
自主トレ最終日の25日は下地運動公園で練習。打撃練習で快音を響かせながら汗を流した。
練習終了後、報道陣の取材に応じ「良い形で体づくりができた。自分で納得できる自主トレになった」と振り返った。「充実した毎日を過ごし、すべての面においてレベルアップを図れたと思う」と胸を張った。
期間中は少年野球教室を開催し、激励会では地元関係者と触れ合った。伊志嶺は「練習環境を提供してくれた皆さん、声援を送ってくれたすべての方に感謝している」と話す。この期待に応える意味でも「144試合フル出場、50盗塁」を目標に掲げる。「達成して当たり前だという気持ちで頑張りたい」と話し、表情に決意を込めた。
伊志嶺は2月1日から石垣市で始まる千葉ロッテの春季キャンプに参加する。