宮古島市が総合2位/沖縄一周駅伝
瑞慶覧10人抜き区間賞
第35回沖縄一周市郡対抗駅伝競走大会(主催・沖縄陸協)は29日、国頭村役場前から奥武山陸上競技場までの14区間129・8㌔のコースで行われた。宮古島市は通算17時間11分6秒で総合2位となり、11年ぶりの上位入賞を果たした。個人では瑞慶覧伸哉(宮高)、奥浜悠之介(同)が区間賞を獲得。池間啓貴監督は「トップ争いできるように区間配置を練り、流れにうまく乗れた2日間だった。久しぶりの上位をうれしく思う」と述べた。
2日目前半は18区の瑞慶覧が11位でたすきを受けると、区間記録に迫る激走で10人抜きを達成し、一気にトップに躍り出た。その後は徐々に順位を落とし、3位で前半を終えた。
後半は9位と苦戦が続いた。27区の奥浜が3人抜き、29区の善平隼(宮工)が2人をかわし、4位に浮上したが、アンカーで順位を落とし、そのままゴールテープを切った。
宮古島市は1日目が2位、2日目が4位となり、総合2位。優勝した国頭郡とは19分30秒の差があった。男子の部は2位、女子の部は9位だった。
池間監督は「監督に就任し、5年掛けて芽が出た。小中高の指導者や市民の協力のおかげ。一般選手も粘り強く力を発揮した」と総括し、「宮古には素晴らしい指導者がそろっている。それぞれの力を合わせれば来年、優勝も狙える」と次大会を見据えた。
沖縄一周駅伝は県内最長の駅伝大会。県内14市郡が参加し、2日間で30区間292・3㌔のコースで健脚を競う。
結果は次の通り。
【総合順位】①国頭郡16時間51分36秒②宮古島市17時間11分6秒③八重山郡17時間11分40秒