宮古農業の発展を期待/JAおきなわ
砂川氏(代表理事)と長濱氏(常務理事)の就任祝う
JA おきなわの新しい代表理事に就任した砂川博紀氏と同農業事業本部常務理事に就いた長濱哲夫氏の就任祝賀会が21日夜、JAおきなわ宮古地区本部ホールで開かれた。大勢の関係者が出席し、2人の就任を祝うとともに宮古の農業の発展に期待した。2人は「農業所得の向上と地域社会への貢献を目指して頑張っていきたい」と抱負を語った。
2人の就任は6月25日のJAおきなわグループ総代会後の理事会で決定した。
主催者あいさつでJAおきなわ経営管理委員の池間等志氏は「宮古から常勤役員が2人も誕生した。宮古を含めた県内の農業発展に力を発揮してもらいたい」と祝福した。
祝辞で下地敏彦市長と下地明市議会議長は、2人のポジションは県経済界の中でも重要な位置を占めることを強調。その上で「これまで培った力を大いに発揮し沖縄、宮古の農業発展に尽力してほしい」とそれぞれ激励した。
砂川氏は「農業あっての農協。原点に帰り農と土づくりを最重要課題に農家所得の向上に取り組んでいく」と決意。長濱氏は「宮古島は農業振興へ向け、関係団体が一体となった取り組みを行っている。宮古島をモデルに全県に広げていきたい」と抱負を語った。
宮古地区農業振興会副会長の新里光男氏が乾杯の音頭を取った。
舞台ではJA女性部や職員らが趣向を凝らした余興を披露。幕間には乾杯の音頭があり、大いに盛り上がった。
砂川氏は1947(昭和22)年城辺長間(長北)の生まれ。63歳。協同組合短期大学卒。96年県農業協同組合中央会常務に就任。県単一JA合併推進本部合併推進局長、JAおきなわ常務などを経て2007年に同専務。
長濱氏は1953(昭和28)年平良狩俣生まれ。56歳。宮古高校卒業後、75年に平良市農業協同組合に入組。JA宮古郡企画管理部長、JAおきなわ農業経営対策室長、同宮古地区副本部長など歴任。07年8月同本部長。