公募売却に3社応募/マリンターミナル社
ホテル棟17日に入札実施
宮古島市などが出資する第三セクターの宮古島マリンターミナル社(社長・下地敏彦市長)が、ホテル棟売却に向け公募していた入札参加への申し込みに、8日午後5時の締め切りまでに3社から応募があったことが分かった。今後は17日に入札を行い、24日に買取人(落札者)を決定する。
多額の累積赤字を抱える同社は経営再建へ向けホテル棟の売却を決定し、買取希望企業を公募してきた。これまでに候補先が決まったことはあったが、候補社からの辞退や契約保証金が入金にいたらないなどで売却には至っていない。
今回の入札での最低売却価格は、2011年3月に行われた前回入札時と同じ8億3000万円(土地6400万円、建物7億6600万円)。また今回は入札保証金制度を導入。入札に参加するためには最低売却価格の5%に当たる4150万円を入札日までに納付しなければならない。
入札条件も入札保証金以外は、①本社の住所が宮古島市にある会社②引き続き雇用を希望する従業員は採用③少なくとも10年間、宴会場は客室などに変更しない④ホテル棟は5年間転売禁止-など前回と同じ内容となっている。
入札の日時は17日午後3時から。応札企業があれば24日に落札者を決定する。