プロの技に歓喜/オリックス初の紅白戦
最多800人の観客が来場
プロ野球オリックス・バファローズの春季キャンプは11日、宮古島市民球場で初の紅白戦を行った。球場には市民や観光客ら約800人が来場してプロの力と技を堪能、T-岡田の本塁打や新加入した李大浩の2安打に歓喜した。キャンプは紅白戦を迎えて実戦モードに突入。紅白戦はきょう12日も行われる。
初の紅白戦は午後1時ごろにスタートした。開始時間に合わせて球場には児童生徒を含む市民、ファンら観光客が続々と来場した。
試合が始まると観客の視線はくぎ付け。スピードとパワーを兼ね備えるプロ野球選手の試合に集中した。
この日最も歓声を集めたのが四回表だった。T-岡田がセンターバックスクリーンに本塁打を放つとスタンドのボルテージは一気に最高潮に。大きな拍手と歓声を球場全体に響かせた。
新加入した李も2打数2安打の活躍で存在感を示した。積極的な打撃でいずれもライト前に強い打球を運んだ。甘いボールを見逃さない集中力と豪快なスイングで球場を沸かせた。
左のT-岡田、右の李という長距離バッターの活躍に観客は満足した様子。シーズンにおける左右の大砲の活躍に期待を寄せた。
観戦した北中学校1年の川満勘太君は「T-岡田のホームランがすごい。そのほかの選手も含めてみんな打球が速いのに驚いた。プロのすごさが分かった」と感想を話した。同校1年の狩俣利紀君も「プロの迫力はすごい」と話した。
宮古島オリックス協力会の平良勝之事務局長は「天気に恵まれて良かった。紅白戦で光ったのはT-岡田と李大浩。とても期待できる打撃だった」と話し、今シーズンの活躍を期待。その上で「あすも紅白試合はあるので多くの市民に足を運んでもらいたい。リーグ制覇に向けてみんなで応援したい」と話した。
紅白戦はきょう12日も行われる。開始時間は午後1時ごろを予定。終了後は少年野球教室が開催される。