04/19
2025
Sat
旧暦:3月22日 赤口 戊 
社会・全般
2012年2月12日(日)9:00

脳機能障害者支援など学ぶ

就労強化充実事業/稲葉氏が講話


講話に聞き入る参加者たち=11日、県宮古福祉保健所

講話に聞き入る参加者たち=11日、県宮古福祉保健所

 県障害者就労支援ネットワーク強化・充実事業「障害者支援講演会」(主催・みやこ福祉会)が11日、県宮古福祉保健所で行われた。名古屋市総合リハビリテーション事業団就労支援課に勤務する稲葉健太郎さんが「高次脳機能障害者への支え方を学ぼう」の演題で講話。同障害に対する正しい理解と生活面のサポートなどについて紹介した。


 高次脳機能障害とは、交通事故や頭部のけが、脳卒中などで脳が部分的に損傷を受けたため、言語や記憶などの機能に障害が起きた状態。

 注意力や集中力の低下、比較的古い記憶は保たれているが新しいことが覚えられない、感情や行動の抑制がきかなくなるなどの精神・心理的症状が現れ、生活に支障をきたすようになる。また、外見上では分かりにくいため、周囲の理解が得られにくいと言われている。

 稲葉さんは、高次脳機能障害者へのリハビリと一般的なリハビリの違いについて、「一般的なリハビリは『できなくなった』から『訓練』を通して『できるようにする』だが、高次脳機能障害は『できているつもり』がスタートで『訓練』を経て『できていない自分に気づくことで結果、できるようにする』ことが大切」と訴えた。

 会場には医療、福祉の関係者らが多数詰め掛け、講話内容に真剣な表情で聞き入っていた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月16日(水)9:00
9:00

今年105回の入港予定

クルーズ船、昨年の2倍/平良港   今年一年間に平良港への入港が予定されているクルーズ船の回数は105回で、昨年の52回の2倍になることが那覇港管理組合クルーズ寄港予約管理システムのまとめで分かった。今年は1月1日の「コスタセレナ号」(11万4261…

2025年4月12日(土)9:00
9:00

「はしご旅」の魅力PR

旅行関係メディア招きトーク 1度の旅行で二つのホテルを「はしご」して異なる楽しみ方を味わう「宮古島はしご旅」を周知するトークセッションが9日、市内の飲食店で行われた。サントリーニホテル&ヴィラズ宮古島、ヒルトン沖縄宮古島リゾートと、両施設の「はしご旅」プランを…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!