松山君(北中3年)が出羽海部屋入門
関係者集い、激励会
大相撲・出羽海部屋に入門する松山大海君(北中学校3年)の激励会が17日夕、市内のレストランで行われた。学校や地域、スポーツ関係者ら約170人が参加。出羽海親方(元関脇鷲羽山)と同部屋後援会の中澤軍治会長らも出席し、大相撲の世界に飛び込む松山君の門出を盛大に祝った。
あいさつに立った松山君は「一日も早く関取になることが目標。そのためにたくさんけいこを積みたい。応援よろしくお願いします」と決意を述べた。
出羽海親方は「まだ真っ白の状態。勝っても負けても長い目で見守ってもらいたい。末永く応援してほしい」と呼び掛けた。
後援会の中澤会長は「入門おめでとう。一生懸命やればけがもなく、必ず強くなる。この原石が磨かれ、どのように輝くか楽しみ」と期待を込めた。
激励会を主催した北学区体育協会の下地勇徳会長は「プロの世界で目いっぱい頑張ってもらいたい。ここにいるみんなで応援しよう」と語った。
宮古島市の長濱政治副市長は「15歳でこのような決断はなかなかできない。関取になるよう鍛えてもらいたい」と激励した。
三賞を8度受賞した出羽海親方の現役時代の取り組みがスクリーンに映し出されると、一際大きな歓声が上がった。
「一日も早く関取に」/松山君が力強く決意
大相撲の出羽海部屋に入門することが決まった北中学校3年の松山大海君(15)は17日に行われた激励会で「一日も早く関取になれるよう頑張りたい。応援よろしくお願いします」と力強く語った。
松山君は身長181㌢、体重103㌔の堂々とした体格。これまで6年間、父・友保さんの指導を受けながら柔道に打ち込んだ。
4年前の宮古島巡業で横綱白鵬や朝青龍の取り組みを目の当たりにしたことで、力士を志すようになった。
家族は高校卒業後の入門を進めたが、本人の決意は固く、知人の紹介を経て出羽海部屋の門をたたいた。
松山君は日に宮古を離れ、東京・両国の同部屋に入門する。3月には新弟子検査を受ける予定。
出羽海部屋は1862年に創設された名門中の名門。佐田の山や三重ノ海などこれまで多くの横綱を輩出してきた。