患者減少も警報継続/宮古保健所管内
インフル、14歳以下に集中
宮古福祉保健所は21日、インフルエンザの流行状況(第7報)を発表した。宮古地区における1定点医療機関当たりの患者報告数(13日から19日)は23人。前週の36・25人を下回っているが、引き続き警報は発令されている。
患者報告数は、全国、沖縄県全体でも減少傾向にあるが、1定点医療機関当たりで10人を下回ることが警報終息基準であるため、警報は発令されたままとなっている。
宮古地区の患者報告数は14歳以下の年齢層に集中している。保健所では「学校や職場など多数の人が集まる場所で感染が広がる恐れがある」と注意を呼び掛けている。
感染予防策は①手洗い、うがいの励行②マスク着用③バランスよく栄養を摂取して十分な睡眠を取る④室内換気で適切な湿度を保つ⑤予防接種-。罹患した場合は▽安静にする▽感染を広げないために会社や学校を休む▽医療機関を受診-などとしている。
1定点医療機関当たり 一つの医療機関に1週間で何人の患者が訪れたかを知る方法。宮古地区では人口比から、インフルエンザについては四つの医療機関が指定されている。この医療機関の平均患者数が宮古地区における目安となる。