指定管理候補に南西楽園/3月議会提案へ
「ドイツ村」再公募で再選定
「宮古島市公の施設に係る指定管理者候補者選定委員会」(会長・長濱政治副市長)が24日、市役所平良庁舎で開かれ、うえのドイツ文化村の新しい指定管理候補者の選定を行った。委員が選定基準に基づき審査した結果、応募4団体の中で最も高い評価を獲得した南西楽園リゾート(髙橋洋二代表、本社東京)を候補者に決定。同社は前回の委員会でも候補者に選ばれていた。3月5日開会予定の市議会3月定例会で議決を得れば指定管理者として正式決定する。
同施設の指定管理者については前回、条例に反する管理期間で公募したことから、いったんは候補者に決定していた南西楽園リゾートでの市議会提案を取り下げ、再公募を行っていた。今回は前回よりも1団体多い4団体が応募。選定委員会を22日と24日の2日間開き、応募団体の審査を行った。
選定基準は①市民の平等な利用の確保②公の施設の効用の発揮と効率的な管理③管理を安定して行う人的能力および物的能力④個人情報の適正な取り扱い-の4点で、各基準に1~3の計七つの審査項目を設定。委員が各項目を5点満点で評価した結果、南西楽園リゾートが最高得点を獲得した。
同施設の指定管理は現在、財団法人博愛国際交流センター(理事長・長濱副市長)が行っているが、今年3月末で解散することから、市は新たな指定管理者を公募していた。今後は3月5日開会予定の市議会3月定例会に指定管理者の指定についての議案を上程。議会の議決を得れば、南西楽園リゾートが4月1日から指定管理者となる。