施策案などで意見交わす/高齢者福祉計画・介護保険事業計画
宮古島市高齢者福祉計画並びに第5期介護保険事業計画の第4回策定委員会(委員長・仲宗根正宮古福祉保健所長)が24日、市役所平良庁舎で開かれた。委員は2012年度から新たに始まる計画の基本的な考え方や施策案について意見を交わした。
高齢者福祉計画と介護保険事業計画は、老人福祉法と介護保険法に基づき、3年に一度、見直しを行い、新たな計画が策定される。
4回目となる同委員会では、第5期介護保険事業計画の基本理念は第4期計画を継承し「心と体の幸せづくり~自立と支えあいで築く健康長寿のまち 宮古島」とすること、基本目標は▽若年者からの健康づくり・介護予防の推進▽住み慣れた地域で支える包括的サービスの推進-など5項目とする考えを担当する市介護長寿化の職員が説明した。
施策の推進体系案としては▽生活習慣病の予防や健康づくり▽介護予防▽安心して暮らせる生活環境-など七つの推進テーマを設定。安心して暮らせる生活環境の推進の中では、市が2012年度からバリアフリーの基本構想を策定し、市全体のバリアフリー化を目指して取り組むことを明記している。
委員からは、高齢者にとって外出目的となる集いの場の増設や、電動車いすで自由に動けるまちづくりを求める意見などが上がった。