東Aが10年ぶり優勝/第30回小学駅伝
下地は連覇ならず/27チームがたすきつなぐ
「元気、夢、友情」をスローガンとした第30回全宮古小学校駅伝競走大会(主催・宮古地区小学校体育連盟)は25日、市陸上競技場を発着の同競技場を周回するコースで行われ、東Aが10年ぶり2度目の優勝を飾った。連覇を狙った下地は2位、3位は南Aだった。前回タイムを約7分縮めた池間が躍進賞に輝いた。男子区間1位は友利怜央君(東A)、女子は仲地楓華さん(福嶺)だった。
節目となる今大会には4~6年の男女で編成した27チームが出場。男子1・58㌔、女子1・18㌔の計10区間で男女が交互にたすきをつないだ。
優勝した東Aは、1区で8位と好位置に付けると2区で一気に2位に浮上。他チームが出入りの激しいレースを繰り広げる中、2、3位をキープし7区でトップに躍り出た。
その後は、後続の追走を振り切り、2位に約40秒差をつけてゴールに飛び込んだ。
連覇を狙った下地は6区でトップに立ったものの7区で東に逆転され、その後の猛追も及ばず2位。1区で12位と出遅れた南Aが後半、地力を発揮し3位に食い込んだ。
中盤から後半にかけて、我慢のレースを展開した多良間が4位。以下、5位砂川A、6位上野の順だった。
5区まで1位をキープし前半のレースを引っ張った福嶺は、中盤から後半にかけて失速し10位に終わった。
コース沿いには保護者や仲間たちが詰め掛け。力走する選手に声援を送った。
開会式で、宮古地区小学校体育連盟の上里雅章会長は「これまで練習に励んできた成果を発揮し自己ベスト記録を目指し、精いっぱい頑張ってほしい」とあいさつ。下地敏彦市長(代読・長濱政治副市長)は「自分の力を出し切り、一本のたすきをつないでゴール目指し頑張って」と激励した。
前回優勝の下地の仲間嵐希君、勝連ひなたさんが「各学校のそれぞれの特色を生かして一生懸命に頑張り、これからの自分に生かしていくことを誓います」と選手宣誓を行った。